スタッフコラム

映画館の中の小さな本屋さん(3)

2007/07/16 — 第168号

7/20まで上映の「追悼 植木等」にちなみ、書籍『ジ・オフィシャル クレージーキャッツ・グラフィティ』を販売中です。●本書は’93年に刊行されましたが、その後久しく絶版となっていた幻の書でした。それがこの程、植木等さんへの哀悼の意を込めて、60年代の未発表のステージ写真を8ページ分追加して、急遽、復刻されることになったのです! ●93年にお亡くなりになったハナ肇さんを含むクレージーキャッツ全員の取材が叶い、さらにその後、相次いで亡くなった古澤憲吾監督や脚本家の田波靖男さん、作家の青島幸男さんら、クレージーを語る上で欠くことのできない方々のインタビューや寄稿を収録しています。500点以上の貴重な写真や図版に加え、ステージにTV、映画やCMまで、彼らの旺盛な活動の資料が満載。ファンはもちろん、クレージー初心者の方も、彼らの生の姿をヴィヴィッドに知ることができます。●各界の著名人が本書にコメントを寄せていますが、ミュージシャンの久保田利伸さんのコメントをちょっと長いけどご紹介します。『日本でいちばんFunkyなのは誰かって? そりゃ植木さんさ。日本でいちばんSoulfulな奴は誰かって? そりゃハナさんさ。そいじゃあー、日本でいちばん初めにGROOVEを悟った男達は? もちろん、CRAZY CATSだよ。』●ユニークな色使い、斬新な、写真やページ構成のし方からも見て取れるように、本書の性格は、クレージを懐かしむだけの姿勢とは正反対。言うなれば、今もクレージーという熱いSOUL(魂)を内に燃やしながら生きる人々の、その生き方の宣言の書とも言えるものなのです。●植木さんの追悼特集が終っても、しばらく販売していますので是非お買い求めください。

— 矢田庸一郎 検索