スタッフコラム
最近気になる映画は……
2002/11/16 — 第56号
今度の正月も“ハリー・ポッター”旋風が吹き荒れることとなるのだろう。ところで先日、銀座シネパトスで、映画のあり方として“ハリー・ポッター”の対極をいくような映画を3本続けて観てきた。(1)『ズーランダー』、(2)『ダウン』、(3)『ミーン・マシーン』である■(1)は、トップモデルたちの熾烈な争いをくだらないギャグのオンパレードで描くベン・スティラー監督・主演作。“3%の体脂肪率。1%の知能。”というコピーからもうどんな映画かわかりますね。(2)は、とあるエレベーターで死亡事故が多発。本当に事故なのか、それとも……!? 以下ネタばれしますので嫌な人は読まないでください。そのエレベーターはなんと生きていた。意思を持って人を襲っていたのだ! 恐るべし。(3)は、『ロンゲスト・ヤード』のリメイクでレイノルズの役をヴィニー・ジョーンズが演じる。3本の中で最もまともな映画である。だがその分、最も平凡だったともいえる■昔ならこの手の映画もチェーンに入って2〜3週間ぐらい上映したのものだ。しかし昨今、この手の映画はシネパトスの単館だけでしかやらない、というべきか、やれないというべきか。まだシネパトスが頑張っているからいい。もしシネパトスがなくなったら一体どうなる。わたしは心から憂える次第である■この後もシネパトスでは『フレイルティー・妄執』(これ悪魔モノ?)、『スパイダーパニック!』(これは巨大蜘蛛。わかりやすい。)と気になる映画が控える。ところで今度、当館でやる『ゴースト・オブ・マーズ』はまさしく“この手の映画”。火星モノでかつゾンビモノ! 青山真治監督も絶賛する映画だ。心ある映画ファンよ、結集せよ。
— 矢田庸一郎 検索
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