スタッフコラム
アイルランド映画ファンの独り言(2)
2001/02/21 — 第9号
◆いつの頃からか、アイルランドやスコットランドの映画が好きになっていた。映画を観るだけに飽き足らず、かの地へ行ってみたいと思うようになった。◆1997年3月、旧文芸坐閉館。職場がなくなったわけだが、とりあえず自由な時間ができたことは嬉しかった。で、行ってきましたよアイルランド&スコットランド。汽車とバス・タクシーを乗り継いで、お気に入り映画のロケ地やゆかりの地を二十日間ほど回ってきたのだ。歴史映画の主人公を記念したモニュメント、物語の舞台となった郵便局・銀行・橋などの建造物、観光客のいない小さな漁村、周囲に建築物が見当たらない草原の無人駅…。映画好きは、ツアーじゃだめです。◆スクリーンで見た景色を目の当たりにし大好きな映画をより身近に感じられ、スコブル満足ではあったのだが、旅の途中ちょっとした事件があった。エジンバラからロンドンに移動中、乗車していた列車が数十分間緊急停車したのだ。原因はロンドン市内の主要駅とヒースロー空港をターゲットとした爆破予告があった為。もちろんIRA(アイルランド共和軍)のしわざだ。車内アナウンスが流れると乗客からは小さな笑いがおこっていたので、英国の人には慣れっこなのかもしれない。などと考えながら、“IRAは実在するんだ”なんて当たり前のことを身をもって知ったのであった。◆というわけでIRAに無関係なアイルランド映画「アンジェラの灰」&「フィオナが恋していた頃」の二本立は2/20(火)〜26(月)です。観るべし、そして涙すべし。
— 関口芳雄 検索
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