スタッフコラム
『タイタニック 3D』を見て。(IMAX版です)
2012/06/01 — 第256号
個人的に今まで見た中で最も良かった3Dの劇映画です。97年のご存知『タイタニック』を60週間の製作期間と1800万ドルもの製作費をかけて3D化。さすが現在の3Dの立役者、キャメロン監督が直接携わっただけのこだわりようです。ただ逆にいえば現在2D映画をこれだけのクオリティで3D化するには大変な時間とお金がかかってしまうということでもあります。●劇中ヒロインが船尾から飛び降り自殺をしようとするシーンで、俯瞰で船のデッキと海面が映るのですが、その落差たるや本当にゾッとするほどでした。こういう如何にもなシーンもですが、人物の自然な立体感に感心しました。そもそも映画はカットが変わるたびに巨大なアップになったりロングショットになったりと極めて不自然な視覚体験なので、何が「自然」かは定義ができないと思いますが「3Dであることを意識させつつ不自然ではない」という映像が見られました。映画によっては派手なシーン以外で「これなら2Dでもいいんじゃない」と思うような映画も多かったので、スペクタクルなシーンとそうでないシーンの統一がとれた「全編3D映画」を今回初めて実感したような気がしました。●ただし他の3D映画は駄目だという話にはなりません。何故なら私はこの映画をIMAXで座席は中央、と最も良い条件で見たからです。他の方式で且つ悪い条件で見たら画面は暗いし、チラつくし、白は出ないし、立体感も?等々と今回の印象とは大分違った印象を持ったかもしれません。今まで見た3D映画も環境(方式、劇場、座席位置、光量、個人差等)に大きく左右されている恐れがあるのです。いずれにせよまだ3D映画は全てにおいてまだ過渡期といった感じです。(因みに劇映画以外では『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』が最良かと)
— 梅原浩二 検索
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