スタッフコラム
『阪妻映画祭』で講談師・神田北陽、活弁に初挑戦!!
2002/04/16 — 第42号
◆“阪妻”の愛称で親しまれ日本映画史上に燦然と輝く大スター阪東妻三郎は、今年生誕100年にあたります。これを記念して5月18日から4週間にわたって「阪妻映画祭」を企画いたしました。阪妻が活躍した大正時代から亡くなった昭和28年にかけて映画は、〈大衆娯楽の王様〉と例えられた最も隆盛の時代でした。艶やかな容姿と豪快な殺陣によって“剣戟王”と称された阪妻は、人気No.1のスターでした。◆『阪妻映画祭』は、邦画五社が結集しマツダ映画社、京都映画祭の協力を得て、阪妻主演作品など57本を連続上映いたします。その中には、昨年ロシアから里帰りした幻の映画と言われた『鍔鳴浪人』前後篇と『狼火は上海に揚る』を始め、GHQに接収され返還されたフィルムや、ネガが消失してしまったサイレント映画の断片を集めて復元したフィルム上映など大規模な映画祭です。◆イベントは、阪妻の長男で俳優の田村高廣さんの初日舞台挨拶と、中日には映画評論家山根貞男さんのトークショーがあり、サイレント映画には澤登翠と講談師・神田北陽の活弁付き上映もあります。◆北陽は、活弁に初挑戦です。現代的な感覚で自演の新作を創り、リズミカルで歯切れのよい口調と明るい芸風で新宿紀伊国屋ホールをひとりで超満員にしてしまう実力者です。この夏、抜擢されて〈三代目神田山陽〉を襲名して真打ちに昇進します。映画ファンには馴染みの薄い芸人ですが、大衆古典芸能界では将来を最も嘱望されている若手の一人です。まずは、『阪妻映画祭』予告篇のナレーションで初見参(?)いたしますので、お聞きください。
— 永田稔 検索
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